モダン:デス&タックス
モダン:デス&タックス
デッキを構築した経緯
私には好きなクリーチャーが3体いる。「首席議長、ゼガーナ」、「聖トラフトの霊」、「石鍛冶の神秘家」だ。
その中で今回フォーカスするのは「石鍛冶の神秘家」だ。モダンで解禁されて以来、100パーセントの力を発揮できる場所はどこだ?いわゆる就職先はどこなんだ?私はいろいろなデッキで試してみた。
最初の職場は「青白コントロール」に「石鍛冶の神秘家」を入れた形だ。働いてみると、装備先の確保ができなかったりともやもやするところはあったが、デッキパワーはそれなりにあり悪くなかったが、そもそも「石鍛冶の神秘家」がいなくても「精神を刻む者、ジェイス」で勝てるんじゃないか?という気持ちになり転職を決意。
次の就職先はバントカラーの「集合した中隊」デッキ。働いてみるとあらゆる場面でデッキパワーを感じ、すぐに新しい職場が気に入りこの職場で頑張るぞ、貢献するぞ!という気持ちになり、数カ月間この職場で勤務した。途中「集合した中隊」が抜け、「否定の力」、「時を解す者、テフェリー」、「自然の怒りのタイタン、ウーロ」などのパワーカードが続々と入職した。そんなある日、ふと前職と同じ気持ちなったのだ。
あれ?「石鍛冶の神秘家」がいなくても「自然の怒りのタイタン、ウーロ」達で勝てるんじゃないか?
今回の職場は決して雰囲気も悪くなく勝率も良かったのだが、「石鍛冶の神秘家」のデッキではなくなったなと感じ転職を決意。
その後は旅先で行きずりの女を抱くがごとく「秘密を掘り下げる者」、「青白ミッドレンジ」、「トリコトラフト」等、転々としたがどれもしっくりこなくて月日だけが経っていった。そんな中2020年9月25日「ゼンディカーの夜明け」の発表されあるデッキを目にするのである。
「デス&タックス」
私は「デス&タックス」のレシピのあまりの美しさに一目惚れしすぐに就職を決めた!そのレシピがこれだ!
デッキリスト
メイン
クリーチャー
4 ルーンの与え手
4 スレイベンの守護者、サリア
4 レオニンの裁き人
4 石鍛冶の神秘家
4 ちらつき鬼火
2 エメリアのアルコン
4 スカイクレイブの亡霊
インスタント
4 流刑への道
4 霊気の薬瓶
1 スカイクレイブの大鎚
1 火と氷の剣
1 殴打頭蓋
土地
2 シェフェトの砂丘
10 平地
4 幽霊街
2 廃墟の地
1 永岩城
4 無声開拓地
サイド
3 ミラディン十字軍
3 コーの火歩き
2 ファイレクシアの破棄者
1 エイヴンの思考検閲者
1 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
2 遺棄の風
1 光と影の剣
2 安らかなる眠り
コンセプト
「デス&タックス」※死と税金、逃れられないものという意味
その名の通りこのデッキは各種ヘイトベアーとマナ拘束を軸にしたビートダウンデッキです。
デッキの主な要素
①各種軽量ヘイトベアーで相手を序盤から拘束する。
②サーチ阻害などを活用し相手のマナを縛る。
③相手が身動きとれないうちに装備品を活用しビートダウンする。
強みはサーチを多用したり、たくさんの呪文を唱えるようなデッキにはメインから有利が取れ高い勝率をとれるでしょう。一方このデッキは一枚一枚のカードパワーは低めなのでかみ合わない場合は何もできずに負けてしまうでしょう。一部ディスシナジーもあるので腕が出るデッキです。
カードの役割
①相手のマナを拘束する
・「スレイベンの守護者、サリア」、「エメリアのアルコン」
相手のテンポを落としゲームを優位に運ぶ
・「レオニンの裁き人」&「幽霊街」or「廃墟の地」
「レオニンの裁き人」のサーチに2マナ要求する能力を利用し、相手がマナを払えない状態で「幽霊街」、「廃墟の地」を起動することで、相手の土地を破壊しマナを縛る
②「霊気の薬瓶」を活用し臨機応変に動く
「霊気の薬瓶」を活用することで、こちらはマナを消費することなくクリーチャーを展開できる。またインスタントタイミングでクリーチャー展開も可能で様々な動きができる。
1、相手がフェッチランドや他サーチカードを起動した際「霊気の薬瓶」から「レオニンの裁き人」を出し相手のサーチに制限をかける
2、相手の除去に合わせて「霊気の薬瓶」から「ちらつき鬼火」を出し対象のクリーチャーや置物をブリンクし除去をかわす
3、相手のコンバットや、クリーチャーを対象とした起動効果や呪文を唱えたときに「霊気の薬瓶」から「スカイクレイブの亡霊」を出し相手のプランを崩す
4、相手のターンの開始に「霊気の薬瓶」から「ちらつき鬼火」を出し相手の土地を対象にとり、ターン中マナを制限する。
5、相手のターン終了時に「霊気の薬瓶」から「石鍛冶の神秘家」を出し相手の除去の確立を下げる。
③「石鍛冶の神秘家」のシナジーを活用
「石鍛冶の神秘」から「殴打頭蓋」をサーチし「石鍛冶の神秘家」の効果で盤上に出す。
ピックアップ
カードの役割でも紹介した「ちらつき鬼火」がこのデッキに柔軟性を与えてくれる。”カードの役割”で紹介したこと以外でも、自分の土地を対象にとることで疑似的にアンタップすることができ「流刑への道」などを構えることができたり、細菌クリーチャーが死んでしまった「殴打頭蓋」をブリンクすることで再利用することもできる
用途が多い「ちらつき鬼火」は「デス&タックス」にとって、とても魅力的で腕が出るクリーチャーだ!
やむ落ち・検討
・「修復の天使」
汎用性がありデッキの動きとも合っているいるが、マナコストが4というのが「霊気の薬瓶」との兼ね合いでネックとなるが、カードパワーの高さから要検討
・「魅力的な王子」
これがデッキに入っているとMTGが上手そうにみえる。「霊気の薬瓶」からの動きが強そうだし、入ってて邪魔にならなさそうですごく好感を持っているが、2マナ域が渋滞しているので保留中
・その他青を含んだデスタックスがあり「呪文捕らえ」や「時を解す者、テフェリー」などが入ったものがあり、それらのデッキも要経過観察が必要。